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おばあちゃんの思い出。 

私たちは今,去年の夏に亡くなったファブリスのおばあちゃんの家に住んでいます。
もともと私たちは家具をあまり持っていなかったので、ここにある家具はほとんどおばあちゃんの物。

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こうやってみると、結構“デザイン”な物が多いでしょ。
右のいすはちょっとおしゃれなカフェにありそうな、型取りのプラスティックのいす。
右下のテーブルはまたまたドジなわたくしが、アイロン型をつけてしまいました。
あちゃぁ。でも、ファブリスのお母さんは笑って、「もっといっぱいつければ、わざとに見えるんじゃない?」だって。つけちゃおっかしら。

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アルジェリア南部の砂漠の中の小さな村からやって来たコーヒーセット。
ひとつひとつ手で作られていて、よく見ると少しずつ形も絵も違う。
お客さんが来た時に、これでコーヒーを出すのが楽しみ。
ちなみに下のお盆は直径60センチほどの大きな物。

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おばあちゃんはいつもこの家から徒歩10分のところにあるうちのお店まで、チョコレートやケーキ、クッキーなどを持って遊びに来てくれました。特にお寿司の日に私が準備しているのを見るのが好きで、水曜日の午後に寄っては、お店にちょこんと座っていました。

おばあちゃんはとても活動的な人で、旅行が大好き。
80歳の時には中国までシベリア鉄道で旅行をしたぐらい。
世界中のあちこちに行っては、みんなに写真を見せてくれました。
戦争中にはユダヤ人をかくまうような勇気のある人だったそう。
おじいちゃんとともに学校の教師をしていて、アルジェリアにも数年行っていました。
おじいちゃんが早くに亡くなったので寂しかったと思うけれど、家族にとても大切にされていたし(ファブリスも大のおばあちゃん子だった)、クロスワードパズルの会に参加したり、ボランティア活動をしたり、教会のコンサートに行ったり、と、いつも忙しそうにしていました。
お家に食事に招待してくれると、トマトの皮をむいてバラの形にして、カクテルグラスに入れたエビのサラダの上にのせたりする、とてもモダンなおばあちゃんでした。
あと、今思い出しても泣けてしまうのだけど、肺を患って最後の数ヶ月は病院に入っていたある晩のこと。
夜中に強い薬のせいで下痢になって床を汚してしまったけど、看護婦さんに迷惑をかけたくないからって、全部自分で床を掃除したそう。おばあちゃん、前の日も苦しくて眠れなくて体力も全然なくて、鼻から酸素吸入しないといけないくらいの状態だったのに。
それくらい、ある意味プライドの高い人だったのかもしれない。
亡くなったときは、絶対に私たち二人には顔を見せないでって何度も何度もファブリスのお母さんに頼んだそうです。
本当に最後まで毅然としたおばあちゃんでした。

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おばあちゃんが旅先で持ち帰ったいろんな国のお砂糖。

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アルジェリアアルジェリア(正式名称:アルジェリア民主人民共和国)は、北アフリカに位置するアラブ諸国のひとつ。首都はアルジェ。北は地中海に面し、東はチュニジア、リビアと、南東はニジェールと、南西はマリ共和国|マリ、モーリタニアと、西はモロッコと接する。.wiki

  • [2007/07/29 09:35]
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